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お教室に入れなかった生徒くん

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文科省の発表によると、2020年度に不登校だった小・中学生は19万6127。不登校は8年連続で増加し、1966年度の統計開始以降、過去最多となってしまったとのことです。

やはり、そうした不登校になってしまった生徒くんがいました。
ピアノはそういう時いいのですよ、学校はお休みでもピアノには来ませんかと声をかけていましたが気持ちが不安定でうちのドアの前で止まってしまいました。
わたしはワークを中心とした心理学を学んでいます。
気持ちが「自分」だけに向いて「固定してしまった」その子と外でワークを始めました。

「今の自分の気持ちに注意を向けて」
「次はこの花に注意を向けて」(どんな色で、どんな形で、花弁はどんな風になってる?)
「また自分の気持ちに注意を向けて」
「じゃあ、次はこのポストに注意を向けて」(何色、どんな形〜〜)



と繰り返していきます。
ふっと注意が外に出た瞬間に
「あ、辛くなくなったね、入れるかな?」
と声をかけると入ることができました。
その後、私がピアノを弾いたりレッスンをしっかりするというほどではないけれど落ち着いて帰っていきました。

実はピアノの先生は親御さんについで子供さんと長く付き合う特別な関係にあります。
5歳から始めて大学を卒業するまでずっと通ってくれた生徒さんもいました。
一人ひとりの成長を長く長くサポートできる、ある意味幸せな仕事です。
学校であったことを話したり、何か不満があったら話してくれることもあります。
ピアノを弾くことだけではなく心をサポートする場としてもお教室を活用されると良いなと思っております。

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しろ薔薇

Author:しろ薔薇
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ピアニストの坂田麻里です。
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