脱力に関して
先ごろ、筋力がなければ脱力ができない、とおっしゃっている方がありましたので少し。それは筋力があるので力を入れていないように見せている、ということで実際には脱力して演奏していないということです。
脱力は、文字通り脱力です。脱力というと「全ての力を抜いたら弾けないでしょ!」とおっしゃる方もありますが、無駄な力を入れないという意味です。
まず正しく座れているか。体の前後に無駄な力をいれないでストンと全部の重心が一箇所に落ち着いている状態です。それができなければ肩、首に余計な力がかかります。
次に、肩甲骨、肩、首、腕、肘には余計な力はいりません。手首は浮かしている感じ。肩甲骨→肩→上腕→肘→腕と伸ばしてきた重さをコントロールするのは手首です。手の平も余分に力は入れない。でも指の関節はしっかりと。作用点である指は全ての重さを支えるのでくじけてはピアノが鳴りません。ピアニッシモを弾く場合にも指は作用点なのでしっかりする必要があります。肩からの力でコントロールできれば思い通りのピアニッシモが出せるのです。
音の強弱ではなく音質の柔らかさをコントロールする場合には指に入れる力を加減することが有効です。
脱力は、文字通り脱力です。脱力というと「全ての力を抜いたら弾けないでしょ!」とおっしゃる方もありますが、無駄な力を入れないという意味です。
まず正しく座れているか。体の前後に無駄な力をいれないでストンと全部の重心が一箇所に落ち着いている状態です。それができなければ肩、首に余計な力がかかります。
次に、肩甲骨、肩、首、腕、肘には余計な力はいりません。手首は浮かしている感じ。肩甲骨→肩→上腕→肘→腕と伸ばしてきた重さをコントロールするのは手首です。手の平も余分に力は入れない。でも指の関節はしっかりと。作用点である指は全ての重さを支えるのでくじけてはピアノが鳴りません。ピアニッシモを弾く場合にも指は作用点なのでしっかりする必要があります。肩からの力でコントロールできれば思い通りのピアニッシモが出せるのです。
音の強弱ではなく音質の柔らかさをコントロールする場合には指に入れる力を加減することが有効です。