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譜読みがつっかえている生徒その1

前述、鍵盤にシール貼り。そこでつっかえている生徒がいる。「ど」はわかるようになった。わからないのは高い音、低い音という音の概念。小鳥の声はこっちの鍵盤(高い方)、ということはやっとわかるようになった。「それを高いというんだよ。」ということが入らない。「鍵盤のこっち(低い方)はライオンの声ね」で場所と音はなんとなくわかるようになったけど「それを低いという」という言葉は入らない。まだ5歳だからそのうちわかるようになるとは思うのだけど、概念を教えるのは意外と難しいと思う。
「お父さんとお母さんの声どっちが低いかな?」
「お母さん」
「・・・・」
という状態。

まずメヌエット

2拍子、4拍子は歩くという基本的な動作で簡単に把握できるのだが、3拍子は意図的に作り出された拍子で、それをわかっていないと拍子の把握ができない。3拍子は踊りのリズムなのだが、さらに同じ4分の3拍子でも踊りの種類でリズムが違ってくる。一番代表的なものに「ワルツ」と「メヌエット」がある。色々な時代で作曲家たちに愛されている曲の形式だが「メヌエット」はバロック以前の古い踊りで軽い跳躍を伴う踊りであるしワルツは「モダン」というくらいだからもっと新しい時代の滑るような動きの踊りだ。だから簡単にいうとメヌエットは拍に軽く跳躍があり、ワルツは一拍目に特に重さがあって全体はなめらか。踊りをイメージできればそれぞれの曲がわかりやすい。

立体把握と譜読みの能力

 以前から、譜面の読める子と譜面がいつまでたっても読めない子の違いについて考察していた。同じに教えているのに理解が全然違うからだ。
 段々わかってきたのは、立体把握能力(3Dの把握)に違いがあるということだ。わかる子はまあ置いておいて、わからない子。
 まず、真ん中、高い音、低い音の鍵盤の位置の把握ができない。
 次に楽譜は上に向かって高い音になっていくが鍵盤は右に行くと高い音になるのだからもっと混乱する。
 こういうタイプの子は算数も苦手だし、そのうち地図の把握もできないということにもなる。こういうタイプの子にいくら理論で説明しても「わからないんだからわからない」、という状態に陥る。
で、どうしたら、という話になるのだが、視覚的、経験的に刷り込んで行く、という方法を取ってみている。
真ん中のドに黄色、高いドにピンク、高い高いドに緑、低いドに緑、低い低いドに青の付箋を貼らせる。そして五線譜に大譜表を印し、それぞれの音を書く、もしくは私が書いて付箋と同じ色を塗らせる。真ん中のドから高いドにピンクのマスキングテープを貼らせ、五線譜のその位置に色を塗らせる。低い方には青で同じく。
 これを来るたびに遊び感覚で繰り返し繰り返しやる。この方法が結構効果がある。そうこうするうちに読めて来る子も多い。

2018発表会が終わって

今年も発表会が終わりました。と言ってももうひと月以上たちますね。ようやく気持ちが落ち着いてブログを書いています。何と言ってもこの夏は暑過ぎて疲れが取れるのにこれくらい経ったのかな?
今回は念願のホールでの発表会、生徒さんたちも張り切ってのぞんだことと思います。リハーサルもホールでできたので十分な経験ができたかな?
毎年お手伝いを親御さんに頼むのだけどなかなかスムーズに引き受けてもらえず苦労するので今回は外部に発注、その分経費はかかるけれどどちらかになるのはやむを得ない。でも以前の生徒やその親御さんが喜んで手伝ってくれて、逆にとても私にとっては嬉しいことでした。成長した生徒さんと話ができたり、ちょっと前のお教室の話が出たり楽しいひとときになりました。
課題はつっかえる人が多いこと。練習がもう少し足りていない、または詰めが甘い。もう少し早くから練習を始めた方がよいのかしら?と思います。でも一年って意外とあっという間なんですよね。気を引きしめなくては。
来年は武蔵ホール、ベヒシュタインの良いピアノのあるホールです。

サロンのお客様

サロンのお客様は、特に地域の方を対象としているので歳を召した方が多い。気軽に音楽を楽しんでくださるようにと思っているのでそれは功をそうしている。でも、当然大事なお客様、サロンに毎回参加される方が亡くなることもある。今日もサロンを開くと必ずいらしていた方の訃報を受け取った。いらしては、「調子が悪くても丁度良いタイミングでサロンの誘いがかかり、来ると元気になる」と言ってらした方。いらっしゃると色々と面白いお話を披露してくださった。もうお会いできないことが悲しい。今後、サロンを開く時、いつも思い出すと思う。何人もそういう方がある。ご冥福をお祈りしています。たくさんの感謝とともに。
プロフィール

しろ薔薇

Author:しろ薔薇
ようこそ
ピアニストの坂田麻里です。
わたしのホームページはこちら
http://www.marisakata.com

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